西川名の海
ポイント紹介
ボートポイントの水深は最大25m、平均15~16m。根・ヒライソ・ゴロタ・砂地が入り交じった地形が絶妙な潮流と相まって海中生物たちの最高の楽園を形成しています。
特に大根・V字谷ではその独特な地形から良質で栄養価の高い海水が流れ込む為、多彩で大型の魚類が生息しています。代表的なものでは、日本随一ともいえる30匹位が群れるヒゲダイや1.3mもある迫力のモロコ(クエ)。これらの魚が1年中見られることも、ここ西川名の特徴です。
アオウミガメも多く、時には巨大なアカウミガメも現れます。夏にはトビエイの群れが乱舞したり、大型回遊魚や南方系の季節回遊魚に出会えたりと、不思議と驚きがいっぱいのダイビングポイントです。
ビーチポイントの水深は比較的浅く穏やかで、スノーケリングや体験ダイビング、初心者向けのコースやファンダイブでご利用いただけます。港内は風に強く外洋色の強い西川名の海とは正反対の、優しい水中景観をお楽しみいただけます。

Aポイント(ボート)
16m~24m
沖合のメインポイント。エリア全体に展開可能でサメ穴エリアを目指すならAブイからが最もシンプルです。潜降中から美しい風景をお楽しみいただけます。

Bポイント(ボート)
11m~24m
AポイントやCポイントの潮の流れが早い時に選択します。メバル谷まではガイドチェーンで一本道。V字谷までもアクセス可能です。

Cポイント(ボート)
西川名の名所「V字谷」へ最短でアプローチできる人気のブイです。Aポイントの流れが早い場合もCポイントを選択します。着底水深が浅く、どなたでも安心してダイビングが楽しめます。

テッカイ根(ボート)
3m~10m
初心者向きの浅く穏やかなボートポイントです。スクールや体験ダイビングでご利用いただけます。真っ白い砂地と沈磯が織りなす風景はとても美しいです。

漁礁(ボート)
漁礁
8~20m
1m角のコンクリートが魚礁として海底に積まれている。魚礁はカジメに覆われ、イシダイ、アジ、ネンブツダイ、潮流もなく安心して潜れるので、初級者はもちろん、体験ダイビングでも楽しめる場所となっている。

ビーチ
講習や体験ダイビングによく使われるポイント。だが、カジメなど海藻に被われる海底にはウミウシ、カエルアンコウ、マツカサウオ、時には沖縄以南の海域でしか見られない珍しい種類の生物も見られるので、中上級ダイバーでも充分楽しめる。岩場からのエントリーなので足元に注意しよう。

港内
体験ダイビングや初心者コースで利用されます。近年アマモ場がとしても注目されており、アマモ場とそこに暮らす生物たちを楽しむことも出来ます。
シーズナリティ
4月~6月(春)・・・
【水温】17~21℃
【見所】春はウミウシやかわいい幼魚たちが増えるシーズンです。 普段あまり見ないウミウシやカエルアンコウの幼魚、お腹に赤ちゃんを抱えているハナタツなど、新たな生命の誕生を感じ取れる時期が春です。 ワイドなイメージが多い西川名ですが、マクロも存分に楽しめます。
【生物】各種幼魚 各種ウミウシ カエルアンコウ ハナタツ アオウミガメ
7月~9月(夏)・・・
【水温】17~26℃
【見所】春頃から数が増えてくるイサキたちが、数十万匹の群れになり、目の前に立ちはだかる壁のようになります。また、この時期にしか狙えないのがトビエイの群れです。 (水温19~21度ぐらいの真潮(北からの流れ)が程よく流れている時に、出会える確率が高いです)春終盤から秋までは青物の群れにも注目です。 イナダ、ワラサ、カンパチ、ヒラマサなどの大型回遊魚が、ほぼ毎日のように目撃されます。
【生物】トビエイ 回遊魚の群れ イサキの群れ アオウミガメ
10月~12月(秋・冬)・・・
【水温】21~25℃
【見所】この時季からちらほらと南方系の季節来遊魚が顔を見せ始めます。 晩秋には、成長した姿を観察するのも楽しいでしょう。 夏に続き、イサキやタカベの大群が見られ、青物たちも元気に泳ぎ回るのもこの時期です。
【生物】季節来遊魚 イサキの群れ 回遊魚 アオウミガメ
1月~3月(冬)・・・
【水温】15~16℃
【見所】冬は透明度抜群! 平均して25m以上は見える視界の良さ。 真っ青な世界をまったり潜る、癒し系ダイビングを楽しみたいならこの季節。 水温が下がってくると決まって姿を見せのが、ダイナンアナゴ。 かわいい顔を穴からのぞかせていますが、体長は1mを超えるものもいます。
【生物】カスザメ オオセ ダイナンアナゴ アオウミガメ